
宮城県内のサウナを巡る「MIYAGIととのいびより」。今回は「みなさーん、ととのってますかー?」でおなじみ、公式アンバサダーのマグ万平さんと日帰りのサウナ旅へ。
次に訪れたのは、宮城県仙台市泉区根白石、泉ヶ岳の麓にある「Lita-sauna」。元々牛舎だった建物をサウナにリノベーションしたそうだ。施設名には、フィンランド語で天の川を意味する”Linnunrata”、利他の心を持った人がまた来たいと思える場所にしたい、という二つの意味がこめられている。
炎のゆらめき、薪サウナ

ストーブに積まれたサウナストーンは300kg以上。セルフロウリュは麦茶と週変わりのアロマ水の二種類があり、取材時のアロマ水はジンジャー。香りを楽しみたくて、つい何度もロウリュしてしまうが、それが許されるのが薪サウナの良さ。室温は100℃以上、湿度は70%以上とかなり熱めのセッティングだが、空気の循環にこだわったサウナ室のおかげで息苦しさは感じず、薪の炎の輻射熱で体の芯からゆっくりあたたまっていく。
自然が生み出した極上水風呂

「サウナしきじのような、柔らかい水風呂ですね」と水風呂に浸かりながら語る万平さん。水風呂には泉ヶ岳の地下水を使用。地下水は季節によって水温が変動し、12月取材時の水温は12.5℃。冬は厳しい寒さが天然のチラー(冷却装置)となり、サウナ用語では通称シングルと呼ばれる、水温が一桁台になることもあるのだとか。まろやかな地下水で優しく体が包まれる感覚と、穏やかな水流による浮遊感は、他の水風呂ではなかなか味わえない体験だ。冷たさの中にある優しさを、ぜひ体感してほしい。
開放感溢れる外気浴スペース

「うわ~眺めが最高だ~!」と、休憩しながら語る万平さん。遮るものがなく、開放感たっぷりな外気浴スペースはLita-saunaの強みだ。泉ヶ岳から吹き降ろす風が肌をやさしく撫でる。秋は山の紅葉を見ながら、冬はタイミングが良いと白鳥を見ながらの外気浴ができるそうだ。夏は虫よけになり、冬はストーブで暖をとりながら休憩できるテントでの外気浴も心地よい。
思考から感覚の世界へ、そして至高のととのいを

「自然をこんなに感じられるサウナが、仙台中心部からそこまで遠くないのも魅力ですよね」と万平さんは語る。仙台駅からLita-saunaまでは車で約30分。サウナは予約制だが、思い立った時にふらっと行きやすい。パチパチと薪が燃える音、ロウリュの音と香り、炎のゆらめきに酔いしれ、泉ヶ岳が生み出した水にやさしく包まれ、大自然の中でととのっていく。非日常感の中、感覚すべてで幸せを感じられる、そんなサウナだ。
サウナが苦手な人ほど、体験してほしい

「元々私、サウナは苦手で…」と語るのは、お店を運営する工藤さん。Lita-saunaをつくる前は、サウナについてあまり知らなかったという。友人に話を聞いたり、実際にサウナに入ったりしたことで、サウナの印象が変わり、今のLita-saunaのセッティングに決めたそうだ。
「サウナの息苦しさとか、肌がヒリヒリする感覚が苦手な人は多いが、そんなサウナばかりじゃないよと教えてくれるのがLita-sauna」と万平さんは語る。薪の柔らかな熱と、驚くほどに呼吸がしやすいサウナ室は、今までのサウナのイメージが変わるほどの衝撃を受けるだろう。ぜひ多くの人に体感してほしい。



