
宮城県内のサウナを巡る「MIYAGIととのいびより」。今回は「みなさーん、ととのってますかー?」でおなじみ、公式アンバサダーのマグ万平さんと日帰りのサウナ旅へ。
旅の最初に訪れたのは、宮城県本吉郡南三陸町にある宿泊研修施設「南三陸まなびの里 いりやど」内に、新しく2025年8月にオープンした「KIKUTAN SAUNA」。地域の特産品や伝統芸能をふんだんに活かしている、地域に根差したサウナだ。
南三陸を感じられるサウナ室

ドアを開けると薪を熱源とするサウナストーブがお出迎え。サウナ室の木材には南三陸産の杉をふんだんに使用しており、室内は杉の香りが充満している。南三陸で作られた藍染サウナマットは、見るだけで心が落ち着く色だ。セルフロウリュが可能で、サウナ貸切者は特典としてロウリュ水用のアロマが利用できる。アロマは宮城限定のものを使用するというこだわりがあるそうで、今回はベリーと杉の香りで楽しんだ。万平さんのように、「さらに熱さを感じたい!」という方には、サウナ室奥にある玉座に座るのをおすすめ。体が天井に近づくことでより熱を感じられる。
伝統芸能・変態熱波

サウナの貸切利用をすると、特別な熱波を必ず受けることができる。地域の伝統芸能である打ちばやしの音楽に合わせて獅子舞がロウリュをし、うちわで仰いでくれるという、通称”変態熱波”だ。「獅子舞に熱波をしてもらうなんて、人生初ですよ!」と、万平さんも大興奮。伝統文化とサウナの組み合わせは、他ではなかなか味わえない体験だ。祭りの熱気とロウリュの蒸気で、体感温度は一気に上昇する。
ウッドデッキで楽しむ水風呂と外気浴


「うわ~冷た~い!」と叫ぶ万平さん。ドラム缶水風呂は季節によって温度が変化するのだそう。12月取材時の水温は、体感で10℃台前半。キンキンの水風呂でしっかり体を冷やした後は、インフィニティチェアやハンモックがある休憩スペースへ。横になると、そこには木の緑と空の青が広がる。寒い冬でも整えるようにと、ポンチョのレンタルをおこなっているのも嬉しい。サウナ、水風呂、休憩スペースがすべてウッドデッキ内にあり、導線の良さも抜群だ。
サウナ初心者や家族連れにおすすめ

サウナ室の温度は80℃前後で、セルフロウリュで体感温度の調節が可能。万平さんは、「熱いサウナにあまり入ったことのない人や、子どものサウナデビューにもおすすめだ」と語る。貸切者限定で楽しめる、サウナ内での紙芝居は、小さい子どもと一緒に楽しめる仕組み。宿泊とサウナを組み合わせ、家族や大切な人とのひとときを過ごすのも良い思い出になるだろう。大自然に身を委ね、南三陸の風を受けてととのってみてはいかがだろうか。
「たくさんの人に愛されるサウナになってほしい」

施設名のKIKUTANは、代表の丹菊さんの名字からとったとのこと。ロゴにも丹の字があしらわれている。震災復興のボランティアで東京から宮城に来た際に、たくさんの人から受けた恩を返したいと思い、南三陸にサウナを作ったそうだ。薪を使っているのも、木のぬくもりや親しみ、南三陸の自然を感じてほしいという思いがある。丹菊さんの地元愛が随所に感じられるサウナは、これからもたくさんの人の心と体をあたためていくのだろう。



